他の一般的な投資と比べ、不動産投資には次の８つのメリットがあります。
１．投資先の価値変動に一喜一憂しなくて良い
２．継続的に得られる収入が安定しやすい
３．納得できる投資先だけに投資する事ができる
４．投資先を売却すべきタイミングを逃しづらい
５．自分自身で収益改善に取り組む事ができる
６．相続税対策になる
７．投資先に高い担保価値がある
８．手持ち資金以上の価値のある投資先に投資できる
以下では、それぞれのメリットについて解説していきます。
不動産投資のメリット①：投資先の価値変動に一喜一憂しなくて良い
不動産投資には「投資先の価値が激しく変動しない」という特徴があります。この為、不動産投資には、「投資先の価値変動に一喜一憂しなくて良い」というメリットがあります。
この事は、本業が他にある方から不動産投資が好まれる理由の一つになっています。なぜならば、不動産投資であれば、投資の事に気を取られすぎずに日常生活を送る事ができるからです。
実は、他の多くの投資では、日々、投資先の価値が大きく変動します。また、その変動幅（額）が明確に把握出来てしまいます。この為、投資先の日々の価値変動が気になってしまい、本業に支障をきたしてしまうような状態に陥ってしまう方も少なくないのです。
しかし、不動産投資の投資先である不動産は、それほど激しく価格が変動しない投資対象であると考えられています。この為、極端な投資先を選択された場合を除き、不動産投資においては、そのようなリスクは低いと考えられています。
※不動産投資の投資先である不動産に激しい価値変動が全くない訳ではありません。
不動産投資のメリット②：継続的に得られる収入が安定しやすい
シンプルな不動産投資における継続収益は、投資先である不動産を利用している第三者からの収入によって発生します。そして、その収入は、投資先に問題がない限り、比較的、安定しています。
この為、不動産投資には、「継続的に得られる収入が安定しやすい」というメリットがあります。
不動産投資は、「安定的な継続収入を得たい」と考える投資家の方と相性の良い投資であると言えるのです。
※投資先の選定によっては、継続収入に大きな変動が予想される事もあります。
不動産投資のメリット③：納得できる投資先だけに投資する事ができる
シンプルな不動産投資においては、「自分が何に投資しているのか」という事を明確に把握する事が可能です。そして、「この投資先には投資するべきではない」と判断すれば、「その投資先には投資をしない」という選択を自分自身で行う事も可能です。
この為、不動産投資には、「納得できる投資先だけに投資する事ができる」というメリットがあります。
これは当たり前の事のように思われるかもしれません。しかし、他の多くの投資では、最終的な投資先までは自分自身で選べない事が一般的です。
例えば、投資信託を購入する場合には、通常、その投資信託の投資先までは選べません。会社の株式を購入する場合でも、通常、その会社の具体的な活動については関与出来ません。
これらの事情を踏まえて頂くと、不動産投資が「よく分からないものには投資したくない」という方と相性の良い投資である事がご理解頂けると思います。
不動産投資のメリット④：投資先を売却するタイミングを検討しやすい
前述の通り、シンプルな不動産投資では、自分が投資している対象を明確に把握する事が出来ます。この為、その投資先の将来性を予測する事も比較的容易です。
不動産投資には、「投資先を売却するタイミングを検討しやすい」というメリットがあるのです。
不動産投資のメリット⑤：自分自身で収益改善に取り組む事ができる
シンプルな不動産投資においては、通常、収益向上のための活動に投資家自身が参加する事も可能です。この為、不動産投資には、「自分自身で収益改善に取り組む事ができる」というメリットがあります。
例えば、シンプルな不動産投資においては、「家賃を引き上げる事で継続収入を向上させる」などの収益改善活動を投資家主導で行う事が可能です。また、「経費を削減する」や「他の不動産と一体運営する」などの収益改善活動が可能な場合もあります。
ですから、単に「投資先にお金を出す」だけでなく、「自分自身が投資先の収益改善に参加したい」と考える方と不動産投資は相性が良いのです。
※もちろん、投資先の管理は専門の会社などに任せっきりにする事も可能ですので、そのような活動を行わないで不動産投資を行う事も可能です。
不動産投資のメリット⑥：相続税対策になる
不動産投資を始める事によって、発生する相続税額を減らしたり、相続税の発生を回避させたりする事が出来ます。すなわち、不動産投資には「相続税対策になる」というメリットがあります。
相続性対策の金額的なインパクトは大きい事が多く、相続税対策を考慮に入れた投資先を検討されている方にとって、不動産投資は非常に魅力的な投資手法となる事が多いと言えます。
※投資対象の選定や財産の状態によっては、相続税対策の効果が期待できない事もあります。
不動産投資のメリット⑦：投資先に高い担保価値がある
不動産投資の投資先である不動産には高い担保価値があると考えられています。この為、将来、金融機関から借入をする事になった場合には、投資先である不動産に抵当権を設定する事で、有利な条件で借入できる可能性があります。
なお、抵当権を設定して金融機関から借入を行った場合であっても、通常、不動産投資自体は、そのまま継続する事が可能です（継続収入も変わらず受け取り続ける事が可能です）。
不動産投資のメリット⑧：手持ち資金以上の価値のある投資先に投資できる
前述の通り、不動産投資の投資先である不動産には高い担保価値があると考えられています。この為、条件さえ揃えば、「これから投資する予定の不動産を担保に入れて借入をする」という事が可能です。
魅力的な投資先である不動産は価格が高い事も多いのですが、この仕組みを活用する事により、手持ち資金以上の価値のある投資先に投資を行い、投資を始める事が可能な場合があるのです。
不動産投資のメリットを理解する重要性
不動産投資には多くのメリットがあります。ただし、不動産投資に多くのメリットがあるからといって、全ての人に不動産投資が向いている訳ではありません。なぜなら、不動産投資のメリットの一部は、デメリットと表裏一体の関係にあるからです。
不動産投資を検討されている貴方にとって大事な事は、「不動産投資のメリットが貴方にとっては重要であり、逆に、不動産投資のデメリットは貴方にとって重要でない」という事です。不動産投資は、そのような方に向いています。
だからこそ、不動産投資を検討される際には、「不動産投資にどのようなメリットがあるのか」という事を理解しておく事が大切なのです。
なお、「自分が不動産投資に向いているのかどうか（他の投資の方が向いているのではないのか）」という点の見極めに自信が持てない方は、当センターでの相談をご検討下さい。