不動産投資の目的は?正しい目的と間違った目的に要注意!

不動産投資を行う人は、どのような目的で不動産投資を行うのでしょうか。

実は、不動産投資を行う目的には、「正しい(適切な)目的」と「間違った(適していない)目的」があります。もちろん、間違った目的の為に不動産投資を行った場合、投資家の満足度は低くなります。

不動産投資の3つの目的

不動産投資は投資の一種です。ですから、不動産投資を行う最終的な目的は、他の一般的な投資と同じです。すなわち、「資産を増やす」という事が、不動産投資を行う最終的な目的となります。

そして、不動産投資では、次の3つの方法によって、「資産を増やす」という最終的な目的の達成を目指す事になります。ですから、投資家からは、次の3つの方法(収益や効果)が不動産投資を行う目的として認知されています。

・インカムゲイン(継続収入)を得る事によって収益を得る(資産を増やす)
・キャピタルゲイン(売却益)を得る事によって収益を得る(資産を増やす)
・相続税対策の効果を得る(対策をしなかった場合と比べ、資産を減らさない)

なお、前者2つ(インカムゲインとキャピタルゲイン)は他の投資でも目的とされる事の多いものです。しかし、最後の1つ(相続税対策)については、その効果を期待できる投資は限られている為、不動産投資ならでは目的となります。

また、前者2つ(インカムゲインとキャピタルゲイン)においては、通常、不動産投資を行う自分自身の資産を増やす事が目的となりますが、最後の1つ(相続税対策)は、自分の相続人(子供など)の資産を増やす(減らさない)事が目的となります。

不動産投資が適している目的

また、投資家の側でも、通常、それぞれに投資を行う目的があります。そして、その投資を行う目的によっては、不動産投資が適しているケースと適していないケースがある事に注意が必要です。

具体的には、以下のような目的の為に投資を行う場合であれば、不動産投資は適していると言えます。

・安定的な収入(インカムゲイン)を長期的に得たい
・大きな相続税対策の効果が期待できる投資を行いたい。
・自分が理解しやすい投資対象に投資する事で資産を増やしたい
・自分の力で収益アップが狙える投資先に投資して資産を増やしたい

これらの目的は不動産投資の特徴と相性が良い目的であり、これらの目的は不動産投資の「正しい目的(適切な目的)」であると言えます。

これらの目的の為に投資を検討している投資家にとって、「不動産投資を選ぶ」という選択は正解であると言えます。

不動産投資が適していない目的

逆に、以下のような目的の為に投資を行う場合においては、不動産投資は適していないと言えます。

・手間やコストをかけずに投資を始めて資産を増やしたい
・激しく価格変動する投資先に投資する事で資産を増やしたい

これらの目的は不動産投資の特徴と相性が悪い目的であり、これらの目的は不動産投資の「間違った目的(適切ではない目的)」であると言えます。

これらの目的の為に投資を検討している投資家にとって、「不動産投資を選ぶ」という選択は不正解であると言えます。

不動産投資を始める事を検討されている場合には、事前に、自分が投資を行う目的が不動産投資と相性の良いものであるかどうかを十分に確認される事をお勧めします。

なお、ご自身の投資を行う目的が不動産投資と相性が良いかどうかの判断に自信が持てない方(他の投資ではなく、不動産投資を行うべきかどうかの判断に自信が持てない方)は、当センターでの相談をご検討下さい。

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